３５７地区、３１５３億／空知が最多９６１億、十勝４４８億など／振興局農業２４年度以降残事業費

　全道１４振興局が所管する道営農業農村整備事業の２０２４年度以降残事業費は、３１５３億３９００万円に上る見通しだ。２４年度以降も事業を継続する３５７地区を対象に、本紙が集計した。振興局別にみると、空知が９６１億４００万円で最多。以下、オホーツクが５１６億３９００万円、十勝が４４７億８０００万円などと続いている。

　現在事業化されている地区を対象とし、調査計画地区を除いて集計。２３年度に完了予定の地区と、２４年度に新規採択が見込まれる地区も除外している。
　振興局別では、空知が８９地区に最多の９６１億４００万円を投じる見通し。中山間富士地区（栗山町ほか）に５７億４０００万円、中山間東栄第２地区（雨竜町）に３８億７０００万円を見込んでいる。
　オホーツクは、６０地区に５１６億３９００万円を試算。主な地区をみると、畑地帯総合整備中山間地域型常呂第３土佐地区（北見市）に２２億７５００万円、畑地帯総合整備中山間地域型中央美和地区（美幌町）に２１億９８００万円などとなっている。
　十勝は、畑地帯川西２ー１地区（帯広市）に３８億１００万円など、全５６地区で４４７億８０００万円。上川は３４地区、３５５億４９００万円で、中山間なかふ旭中地区（中富良野町）に３１億３０００万円などを投入する。

　振興局別の２４年度以降残事業費はつぎのとおり。
▽空知＝８９地区―９６１億４００万円
▽石狩＝１６地区―１５２億５８００万円
▽後志＝１０地区―９３億７０００万円
▽胆振＝１０地区―７８億８７００万円
▽日高＝７地区―５３億７７００万円
▽渡島＝１１地区―４６億５６００万円
▽檜山＝９地区―６０億円
▽上川＝３４地区―３５５億４９００万円
▽留萌＝１５地区―１１３億７８００万円
▽宗谷＝１０地区―８７億９００万円
▽オホーツク＝６０地区―５１６億３９００万円
▽十勝＝５６地区―４４７億８０００万円
▽釧路＝１４地区―１０５億１００万円
▽根室＝１６地区―８１億２８００万円