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岩見沢北村など4地区試行/工期確保へさらなる拡大視野/開発局 区画整理で春に緑肥

2023/07/13付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は本年度、札幌開建所管の農業農村整備工事の区画整理で、工期確保に向けた試行を拡大している。通常、秋に緑肥をまくため、5月の連休明けから8月末までが実際の施工期間となっていたが、春にも一定の面積でまくことで、6月上旬から11月までの施工期間を確保するもの。本年度は、前年度の2地区に農地再編岩見沢大願地区、岩見沢北村地区を加えた4地区で試行。うち岩見沢北村地区では、本年度の発注工事4件全てで試行するなど、十分な規模のある地区では積極的に取組を推進している。今後、成果と課題を検証し、次年度以降の試行拡大を視野に入れた検討を進める見通し。

 本道における農業農村整備工事は、積雪寒冷ならではの地域特性から、他地域と比べて工期を確保することが難しいケースがある。課題解決に向けては、これまでも通年施行制度を活用して行う農地夏期施工などを実施し、工期の確保に一定の効果を発揮してきた。
 一方で、建設業も対象とした時間外労働の罰則付上限規制施行までは1年を切っており、業界からはこうした状況も見据えた取組の加速化を求める声も。
 開発局の農業部門では、従前から適正な工期設定などに資する各種の取組を展開してきたが、さらなる充実を図るべく、22年度から区画整理工事で緑肥のまく時期を春と秋とする試行に着手している。
 秋に緑肥をまく場合、5月の連休明けから8月末までが実際の施工期間となるが、契約後に受発注者協議の上、一工事で実施する区画整理面積の3割程度を春に緑肥をまく地区とすることで、6月上旬から11月までの施工期間を確保。22年度は農地再編美唄地区、美唄茶志内地区で試行を進めた。
 23年度は、岩見沢大願地区、岩見沢北村地区にも試行を拡大した。岩見沢大願地区では区画整理工事3件のうち、十分な規模のある2件で実施。岩見沢北村地区では4件全てで試行を行っている。
 今後は、試行による成果と課題を検証。次年度以降の試行拡大を含めた検討を進める見込みだ。

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