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建設後50年 横断歩道橋は4割強/道建設部 23年3月末時点/公共土木施設等の老朽化状況

2023/08/30付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、所管する公共土木施設等の長寿命化の取組状況を更新した。ことし3月末時点の状況を整理したもので、建設から50年を経過する施設の割合は、横断歩道橋が最多の43%で、以下、堤防・護岸が32%、水門・陸閘が31%、2メートル以上の道路橋梁が23%などと続く。老朽化への対応が急務となる中、同部では引き続き個別施設計画の一体的な管理を行い、各施設の維持管理・更新等を着実に推進していく方針。中長期的な維持管理・更新等のコストの見込額も示しており、橋梁については本年度から向こう60年間に7000億円と試算している。
 道は、高度経済成長期以降に集中的に整備され、今後一斉に更新時期を迎える所管施設の老朽化対策を着実に推進するため、2015年6月に北海道インフラ長寿命化計画(行動計画)を策定。厳しい財政状況を踏まえ、維持管理・更新等に係るコストの縮減・平準化に努めるとしている。
 各施設管理者においては、個別施設ごとの対策時期や内容などを示した個別施設計画を策定。建設部では、道路、下水道、都市公園、河川、治水ダム、砂防、建設海岸、建築物の8分野を対象としている。
 ことし3月末時点の所管施設の状況をみると、建設から50年を経過する施設の割合は、横断歩道橋が最多の43%で、以下、堤防・護岸が32%、水門・陸閘が31%、2メートル以上の道路橋梁が23%など。10年後は大半の施設で3割超となり、20年後にはさらに深刻な状況となることが見込まれている。
 維持管理・更新等の適切な推進に向けては、個別施設計画の一体的な管理のほか、計画に基づく取組のフォローアップも毎年度実施。各施設の点検等にドローンを活用し、3次元測量の導入や画像データベースを構築するなどの取組も行っている。
 中長期的な維持管理・更新等のコストの見込額も試算。22年度に長寿命化修繕計画を見直した橋梁は、本年度から向こう60年間の経費に7000億円を試算している。

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2023-08-24付 DOTSU-NET NEWS

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