国費２０.３％増６７２６億／事業費は２０％増８４５９億／２４年度道開発事業費要求

　道開発予算の２０２４年度概算要求額がまとまった。公共事業費に当たる道開発事業費は、国費ベースで前年度当初比２０.３％増の６７２５億８４００万円。事業費ベースでは２０％増の８４５９億４９００万円となっている。

　一般行政経費を含めた道開発予算全体では、前年度当初比２０％増の６８４８億４４００万円。重点事項には生産空間の維持・発展による食料安全保障および観光立国の一層の強化、デジタル関連産業の集積支援、安全・安心に住み続けられる強靱な国土づくりなどを据えた。
　事業別に要求額をみると、道路環境整備を含む道路が２０％増の２９４２億７８００万円、都市水環境整備を含む治水が１８.６％増の１１３３億４３００万円、農業農村整備が１９.８％増の９５２億２６００万円など。社会資本整備総合交付金と防災・安全交付金を合わせた社会資本総合整備は、２２％増の６９７億８４００万円を措置した。
　２４年度に開通見通しの道路は、全線開通が道縦貫道本別～釧路間阿寒ＩＣ～釧路西ＩＣ間１７キロメートル、道央圏連絡道路中樹林道路南幌町南１５線西～江別市江別太間７.３キロメートル、３８号釧路新道釧路市大楽毛～北園間４.１キロメートル、２３８号紋別防雪湧別町字川西～紋別市沼の上・小向間１４.１キロメートル。部分開通は倶知安余市道路仮称・仁木ＩＣ～余市ＩＣ間３.３キロメートル、２３８号浜猿防災猿払村浜鬼志別～知来別間４.３キロメートルを予定している。