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委託業務6件で活用/排水路、営農用水施設など/22年度施工アドバイザー試行 - 道農政部

2023/08/24付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、2022年度における施工アドバイザーの試行状況をまとめた。現場に即した設計の実現に向け施工者を交えて検討会を実施する取組で、全道で6件の委託業務が活用。工種は排水路と営農用水施設が各2件、農道工と橋梁工が各1件となっている。今後も施工アドバイザーの活用などを通じ安全対策や施工方法を反映した設計積算に努め、委託成果品の向上と施工現場の効率化を図る。

 同部では、重要構造物のほか施工困難な現場や複雑な仮設工を含む施工個所など、施工上の課題の検討が必要な調査設計で、設計段階から各地方建設協会等推薦の委員等を施工アドバイザーとして活用。21年3月発注の委託業務から試行している。
 22年度は前年度を2件上回る6件の委託業務で活用。上川、釧路、根室の発注業務が各2件で、いずれも検討会の開催回数は1回となっている。
 上川は、農地防災と経営体育成型で受託者からの申し出によって検討会を開催。いずれも対象工種は排水路で、農地防災ではボックスカルバートの整備に当たり掘削方法やクレーンの規格など、経営体育成型では既設構造物撤去に係る仮設工について検討を行った。
 釧路の対象業務は畑地帯営農用水の調査設計で、取水施設の仮設計画をはじめ、杭打機の作業スペースや既設施設との配管仮設計画を検討。
 根室は農道整備を対象に、ボックスカルバートを整備する農道工で水替方法と作業ヤード、橋梁工で工程計画や桁搬入計画などを確認した。
 同部は「確実な施工と手戻りのない設計成果品に向けて、引き続き施工アドバイザーの活用に取り組みたい」と話しており、適切な運用を図っていくとしている。

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