首位は宮坂建設 ９６億／本紙集計 受注総額は３２６８億／主要３機関６月末業者別工事実績

　開建、建管、振興局(農業)の主要発注３機関における２０２３年度６月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は開建で２６件、８６億８１４９万円、建管で３件、９億６２３万円の合計２９件、９５億８７７２万円を受注した宮坂建設工業（株）(帯広)。受注総額は、０.２%減の３２６７億８１００万円だった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２２年度ゼロ国債、翌債は全額、長期国債は２３年度支払分を計上した。ＪＶ受注は出資比率に応じて構成員ごとに加算した。
　受注業者数は、前年度同期と同じく９６４社。道内業者の受注割合は９３.３％で、１.７ポイント縮小した。１社当たりの平均受注額は、０.２％減の３億３８９８万円だった。
　首位は宮坂建設工業。以下、３１件、７８億５０９万円の（株）中山組（札幌）、１１件、５０億８４０４万円の伊藤組土建（株）（札幌）などと続く。
　前年度同期に上位３０位圏外だった松谷建設（株）（北見）は７位、（株）丸善建設（美瑛）は２０位、（株）森川組（函館）は２２位、（株）岸本組（美唄）は２７位、協成建設工業（株）（岩内）は２９位に順位を伸ばした。
　受注額が増加したのは皆増を含め５６６社、２倍以上増やしたのは１０５社に。１０億円以上受注したのは５社減の６７社、５億円以上は１２社増の１９３社、３億円以上は５社増の２９８社だった。