北・北海道に高速道を／機運醸成へ基調講演など／８団体 １０月名寄でフォーラム

　北☆北海道に高速道路を実現する住民の会（髙橋伸典代表）など８団体主催の北海道縦貫自動車道士別市～稚内市間「北・北海道高速交通フォーラム」が１０月１２日午後５時から、名寄市民文化センターのＥＮ―ＲＡＹホールで開催される。基調講演などを通じて、高速交通網の整備促進に向けた機運醸成を図る。
　道北圏域では、医療面において名寄市への緊急搬送が増加傾向にある一方、稚内市から第３次緊急医療機関までの搬送時間は全道で最も長いのが現状。また、吹雪や吹きだまりによる視程障害の発生や天塩川の氾濫リスクなど災害リスクの高い区間が確認されている。
　圏域における高速交通網の整備に向けては、昨年１２月に道縦貫道中川～天塩間が計画段階評価を進めるための調査区間として、北海道地方小委員会が開かれた。
　関係８団体は、災害に強い地域づくりや、地方に魅力のある道路ネットワークの形成に向けた機運醸成を図るため、１０月１２日にフォーラムを開催する。
　当日は、名寄市病院事業管理者の和泉裕一氏による基調講演や、名寄商工会議所の藤田健慈会頭による地域からの提言のほか、開発局の柿崎恒美局長によるビデオメッセージの上映などが予定されている。