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2巡目点検順調に進捗/1巡目Ⅲ・Ⅳの橋梁は低水準/22年度末道路老朽化対策状況 - 国交省

2023/08/24付 DOTSU-NET NEWS
 国土交通省は、2022年度までの点検や診断結果、措置状況等を「道路メンテナンス年報」として取りまとめ、23日に公表した。2巡目点検については橋梁・トンネル・道路付属物等いずれも順調に進捗。一方、14年度から18年度までの1巡目点検で、判定区分Ⅲ・Ⅳの橋梁における修繕等措置の実施状況は、地方公共団体で着手率75%、完了率56%と低水準にとどまっていることが明らかになった。判定区分Ⅳの施設リストのうち北海道分は、市町村管理の橋梁42橋、トンネル1ヵ所となっている。

 13年度の道路法改正等を受け、14年度から全ての道路管理者は橋梁、トンネル、道路付属物等について、5年に1度の点検が義務付けられた。18年度に1巡目点検が完了し、19年度から2巡目点検を実施している。
 橋梁・トンネル・道路付属物等の2巡目点検実施状況については、橋梁83%、トンネル73%、道路付属物等78%と着実に進捗している。
 都道府県・政令市等の管理橋梁における点検結果判定区分をみると、北海道は健全のⅠが57%、予防保全段階のⅡが33%、早期措置段階のⅢが10%。市区町村管理橋梁は、Ⅰが34%、Ⅱが51%、Ⅲが14%、Ⅳが0.3%だった。
 地方公共団体管理トンネルの点検結果判定区分をみると、北海道はⅠが1%、Ⅱが58%、Ⅲが41%、Ⅳが1%。都道府県・政令市等管理トンネルにおける北海道は、Ⅰが1%、Ⅱが55%、Ⅲが44%だった。
 各都道府県における道路管理者ごとの老朽化対策状況、管理施設数、点検実施数、点検結果、施設名等を整理したデータの詳細は作業終了後、ホームページで公表するとしている。

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