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砂防堰堤の緊急除石可/国交省 24年度予算要求新規事項/水管理・国土保全局 災復制度拡充
2023/08/31付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省の2024年度予算概算要求に関し、水管理・国土保全局所管分の新規事項として盛り込まれた災害復旧事業に関する制度拡充内容がまとまった。災害復旧事業による砂防堰堤等の緊急除石を新たに可能とするほか、迅速かつ適切な河川維持管理に向け流木災の採択要件の基準を緩和。橋梁・堤防などで従来の被災個所のみの復旧では被災原因が残存する場合、被災個所と同じ構造・材質の個所も併せて一体的に復旧することを可能とする方針だ。国交省が過日公表した24年度予算概算要求のうち、水管理・国土保全局所管分では、流域治水、インフラメンテナンス、DXの推進、エネルギー・食料課題などに関する制度を新規事項として盛り込んだ。
流域治水のうち災害復旧事業関係では、現行、砂防堰堤等において土石流を捕捉し、堆砂敷が埋塞した場合等は施設管理者自らが費用を負担し緊急除石を実施しているが、この取り扱いを変更。緊急除石に時間を要する場合等は、次期出水に伴う土石流に対して、捕捉機能が発揮できないことから、災害復旧事業としての除石を可能とする。
近年の大雨による流木・塵芥の堆積の顕著化に対しては「流木等が河道断面の3割程度以上堆積」もしくは「流木等の堆積量が通常年における堆積量を大幅に超え(概ね2倍以上)かつ、概ね1000立方メートル以上ある場合」とする要件を緩和。堆積した流木等が河道断面の3割程度に満たなくても、河川管理施設等の機能に支障を及ぼす場合は、通常の維持修繕費ではなく災害復旧で処理することを認める。
橋梁・堤防などでは、従来、被災個所のみを適切な構造・材質で原形復旧していたが、被災前の構造・材質が同一区間に残されていることによって複数回被災している事例が発生。このため、被災個所だけではなく、被災個所と同じ構造・材質など同じ機能を有する一連区間を一体的に復旧する。例えば橋梁では、被災した支承だけではなく、その他の支承を一体的に復旧することが可能となる。
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嵩上げ本体工 複数期の工事発注か/同軸嵩上げと並行し放流管移設/雨竜川ダム再生事業で札幌開建
2023-08-30付 DOTSU-NET NEWS
札幌開建所管の雨竜川ダム再生事業で嵩上げする雨竜第2ダムの本体工は、2024年度から複数期にわたって建設工事が発注となるもようだ。予算措置など流動的な要素を残すが、WTO対象工事となる見通し。第1期建設工事の発注手続きは24年度内に完了と...建設後50年 横断歩道橋は4割強/道建設部 23年3月末時点/公共土木施設等の老朽化状況
2023-08-30付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、所管する公共土木施設等の長寿命化の取組状況を更新した。ことし3月末時点の状況を整理したもので、建設から50年を経過する施設の割合は、横断歩道橋が最多の43%で、以下、堤防・護岸が32%、水門・陸閘が31%、2メートル以上の道路...総額 4.8%増、402億/網走など7建管 前年度上回る/道建設部 22年度委託発注実績
2023-08-29付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、2022年度委託業務発注実績をまとめた。全道10建管の発注総額は、前年度比4.8%増の401億8600万円。建管別にみると、最多は札幌で57億9900万円だった。前年度を上回ったのは、網走など7建管となっている。業種別では、土...募集期間12月8日まで/テーマ「伝えたい建設業の魅力」/開発局と道建青会が動画コンテスト
2023-08-29付 DOTSU-NET NEWS
開発局と北海道建青会(堀口哲志会長)は28日、「建設業の魅力発信!動画コンテスト」の作品募集を開始した。建設業の仕事やものづくりの魅力などを若年層の目に入れ、建設業の魅力に触れてもらうことを目的としたもので、作品テーマは「伝えたい建設業の...5案程度で比較検討/9月会合で評価項目決定/半導体水源候補地絞り込みへ - 道が有識者懇
2023-08-28付 DOTSU-NET NEWS
道は25日、札幌市内のかでる2・7で「次世代半導体製造拠点取水可能性調査事業委託」の第1回有識者懇話会を開催した。水源候補地の抽出に当たり、千歳市周辺の水利用状況と留意点を確認。9月上旬開催予定の次回会合において、候補地を5案程度に絞り込...問合せ窓口を設置/効果的な生産プロセス構築へ/BIM等のソフトウエア間連携 - 国交省
2023-08-28付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、BIM/CIM等で活用するソフトウエア間の連携に関する問い合わせ窓口を設置した。原則適用に伴い、BIM/CIMに携わる関係者が大幅に増加していることを踏まえたもの。標準ファイル形式を使ったデータ交換に関する課題やICT建機へ...国費20.3%増6726億/事業費は20%増8459億/24年度道開発事業費要求
2023-08-25付 DOTSU-NET NEWS
道開発予算の2024年度概算要求額がまとまった。公共事業費に当たる道開発事業費は、国費ベースで前年度当初比20.3%増の6725億8400万円。事業費ベースでは20%増の8459億4900万円となっている。 一般行政経費を含めた道...幾春別川等3事業108億/雨竜川ダム再生本体工に着手/道開発予算24年度直轄ダム要求
2023-08-25付 DOTSU-NET NEWS
2024年度道開発予算概算要求におけるダム別要求額がまとまった。雨竜川ダム再生に43億7200万円、幾春別川総合開発に57億2100万円、糠平ダム再生に7億800万円で計108億100万円を要求。前年度当初予算額と比べると、15.4%減と...