効果的な高規格道整備を／開発局 幹線道路協議会／強靱な物流ネットワーク構築へ

　開発局は２０日、ＴＫＰ札幌カンファレンスセンターで２０２３年度第１回北海道幹線道路協議会（幹事会）を開催した。ＷＩＳＥＮＥＴ２０５０・政策集などを議題に意見交換。道内における農水産品の流動は他都府県に比べて、一般道路に支えられている面が多いことから「さらなる高規格道路等の整備が必要」と認識を共有した。
　協議会は、本道における道路整備の計画および実施について総合的な調整、技術的課題の調査研究を行い、効果的な推進に寄与することを目的に設置。開発局、道、札幌市、東日本高速道路（株）北海道支社で構成している。
　この日は、開発局道路計画課の坂憲浩課長や、道建設部道路課の塩田雅史課長ら約１０人が出席した。
　幹事長を務める坂課長は「４者連携のもと、より効果的な道幹線道路の整備推進が図られれば」と期待。「報告事項に関して忌憚のない意見を」と求めた。
　議事では、開発局が報告事項として①新たな国土形成計画②高規格道路ネットワークのあり方中間とりまとめ③ＷＩＳＥＮＥＴ２０５０・政策集―の３点について説明した。
　②では、４つの重点課題として、国土のリスクに対応する国土安全保障の確保などが明記されたことを情報共有した。
　③では、農水産品の流動が他府県と比べ一般道路に支えられている面が多いことを確認。より強靱な物量ネットワークの構築を図るため「一層の高規格道路等の整備を推進する」と認識を共有した。