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別線整備 大きな効果/別保~尾幌間1300億、中川~天塩間1250億/開発局 横断・縦貫道の計画段階評価
2023/11/17付 DOTSU-NET NEWS
開発局は16日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第34回北海道地方小委員会(委員長・髙橋清北見工業大教授)を開催し、道横断道別保~尾幌間、道縦貫道中川~天塩間における第2回計画段階評価を実施した。2区間とも政策目標の達成に向けた3つの対策案を提示。別保~尾幌間は、高次医療施設への速達性向上、災害時の代替性確保の面で「別線南側ルート約21キロメートル」、中川~天塩間は、時間短縮効果、アクセス性などの面で「別線市街地アクセスルート約20キロメートル」に大きな効果あることが報告された。別保~尾幌間の別線南側ルートの概算事業費は約1100~1300億円、中川~天塩間の別線市街地アクセスルートは約1050~1250億円となっている。計画段階評価は、新規事業採択時評価の前段階において、政策目標を明確化した上でルートなど複数案の比較・評価を行うもの。昨年12月の第1回計画段階評価では、政策目標の立案に向けた地域の現状や、意見聴取の方法などを確認した。
2回目となる今回は、地域への意見聴取結果を踏まえ政策目標を設定。別保~尾幌間は「地域の農水産業を支える輸送経路の速達性・安定性・安全性の向上」など4点、中川~天塩間は「地域の暮らしを支える高次医療施設への速達性・安定性の向上」など3点を掲げた。
対策案に関し別保~尾幌間は、全線新たな自動車専用道路で整備し南側で連絡する最短ルート「別線南側ルート約21キロメートル」、全線新たな自動車専用道路で整備し北側で連絡する「別線北側ルート約22キロメートル」、新たな自動車専用道路と現道の課題個所を局所的に改良する「別線南側・一部現道改良ルート約23キロメートル」の3つを示した。
概算事業費は、一部現道を改良するため別線南側・一部現道改良ルートが最も安価で約1000~1200億円。別線南側ルートは約1100~1300億円、別線北側ルートは南側に比べ延長が長いことから約1150~1350億円と試算している。
一方、中川~天塩間は、別線整備によって課題個所を回避し市街地へのアクセスに配慮した「別線市街地アクセスルート約20キロメートル」、酪農農地を極力回避する「別線山側ルート約21キロメートル」、狭小区間等の現道課題を拡幅等によって極力解消する「現道改良ルート約21キロメートル」の3案を提示。概算事業費は、別線山側ルートが約1100~1300億円で最も高く、別線市街地アクセスルートが約1050~1250億円、現道改良ルートが約800~1000億円となっている。
今後は、両地域において2回目のアンケート調査を行う方針。次回以降の会合で地域意見聴取の結果、対応方針案を審議する見通し。
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