一人会社登録可否など掲載／ＩＣＴ等アドバイザー制度／開発局 Ｑ＆Ａ集を作成

　開発局は、ＩＣＴ・ＢＩＭ／ＣＩＭアドバイザー制度に関するＱ＆Ａ集を作成した。５日から初回の公募受付を開始したことを踏まえ、各企業・団体から今後寄せれられるものと想定される質問とそれに対する回答を掲載。具体的には、同局の入札参加資格がない企業や、一人会社の登録の可否などを示している。今回作成したＱ＆Ａ集は、必要に応じて順次更新する方針。初回の受付は２月１６日までで、３月下旬にもアドバイザー登録名簿を公表する。

　同制度は、建設業等の働き方改革の実現と生産性向上に資する取組の一環として実施するもの。インフラ分野におけるＤＸ・ｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎのさらなる推進につなげる。
　過日定めた実施要領をみると、アドバイザーは、地元企業等の求めに応じて必要な時に実践的な技術支援を行うとともに、ＩＣＴ施工の普及促進・３次元データの利活用促進を目指した活動を実施。
　３次元測量、３次元設計データ作成、ＩＣＴ建設機械による施工、３次元出来形管理、総合マネジメント、ＢＩＭ／ＣＩＭ、デジタル技術を活用した監督・検査、無人化施工の各分野についての助言、技術的指導および研修・講習会の講師を行う。
　アドバイザーの活動に対する費用に関し、技術支援に対する人件費は原則無償。旅費交通費等の必要経費や研修・講習会等の実施に伴い必要となる機材等の経費については、アドバイザーと依頼者で協議し決定するとしている。
　開発局では、現在、登録要件を満たす企業・団体からの応募を受け付けており、これに対応するＱ＆Ａ集を作成。

　「開発局の入札参加資格がない企業でも登録は可能か」「講習会等の実績があり、会社自体は自分一人だけで経営しているが、登録は可能か」「登録後、名刺等に北海道開発局ＩＣＴ・ＢＩＭ／ＣＩＭアドバイザー登録企業と記入しても良いか」などの質問に対する回答を掲載している。
　Ｑ＆Ａ集、実施要領、登録申請書、活動報告書などは、ホームページから確認が可能となっている。