１０７０件程度見込む／工事４４０件、委託６３０件／農業農村整備の工事等概要 － １４振興局

　全道１４振興局があす１９日付で公表する農業農村整備事業の２０２４年度工事等概要件数は、１０７０件程度に上るもようだ。３月発注の２３年度ゼロ国債・翌債案件と、４月以降に発注する工事・委託業務が対象。工事は約４４０件、委託業務は６３０件前後と、前年度から大きな変動はないものとみられる。
　発注工事等の概要は、技術者の配置や建設資機材の手配など年間の企業活動において重要な要素であることを踏まえ、地元要望に基づく現時点での計画として１３年度から公表している。
　施工時期ごとの整備見込み量をはじめ、対象工種・等級、入札方式、“概々算”の工事費などを明記。今回は新たに、杭工事の有無や建築工事の構造、ＩＣＴ活用モデル工事適用の有無が分かるよう記載する。
　１９日付の一斉公表に向け、各振興局の作業も大詰めを迎えている。現時点で見込まれる全体件数は、工事が約４４０件、委託業務が約６３０件の１０７０件程度。このうち大半を占める農業土木については、２３年度の公表件数が４０５件だったことから今回も４００件前後となる公算が大きい。
　振興局ごとの件数も、前年度と概ね同程度で調整が進められているもよう。前年度の工事件数をみると、空知が１１３件、十勝が８０件、オホーツクが７２件、上川が５６件を公表した。
　工事等情報については例年どおり、今月下旬の３月発注分速報版を皮切りに、２月中旬に３月発注分確定版と４月以降発注分速報版、４月上旬に４月以降の確定版の公表を予定している。