交付申請受付を開始／道労働局 助成額最大１千万／働き方改革推進支援助成金

　道労働局は、働き方改革推進支援助成金（業種別課題対応コース）の２０２４年度交付申請受付を開始した。働き方改革推進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主に対して支援を講じるもの。成果目標の達成状況に応じて、助成対象となる取組の実施に要した経費の一部を支給する。助成額は最大１０００万円となっている。
　建設業では、５年の猶予期間を経て、１日から時間外労働の上限規制が適用に。対応の徹底はもとより、深刻化する担い手不足等の課題解決に向けては、生産性向上に資する取組の推進が求められている。
　こうした状況を踏まえ労働局は、当該助成金制度を創設。過日、２４年度交付申請受付を開始した。
　助成対象となるのは、労務管理担当者に対する研修、労働者に対する研修、周知・啓発、外部専門家によるコンサルティング、人材確保に向けた取組など。その上で「月６０時間を超える三六協定の時間外・休日労働時間数縮減」「年次有給休暇の計画的付与制度を新たに導入」「９時間以上の勤務間インターバルを導入」などといった成果目標を選択し、達成を目指して取組を実施する。
　申請の受付は１１月２９日まで。ただし、支給対象事業主数は国の予算額に制約されるため、１１月２９日以前に受付を締め切る場合がある。
　詳細はホームページからも確認が可能となっている。