首位は富士サル ４.２億／本紙集計 受注総額８３億／振興局水産土木２３年度受注実績

　道の各振興局水産課発注の水産土木工事における２０２３年度業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、渡島や十勝など５振興局で７件、４億２２６３万円を受注した（株）富士サルベージ（函館）。以下、６件で３億８５２１万円の（株）西村組（湧別）、４件で３億２２７６万円の藤建設（株）（稚内）などと続く。受注総額は８２億５５００万円で、前年度比３２.９％の増となった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２２年度の翌債およびゼロ国債は全額計上した。
　ＪＶでの受注は、出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　受注業者数は、前年度を２社上回る９４社。受注総額は３２.９％増の８２億５５００万円で、金額で２０億４２００万円の増となった。
　上位の顔ぶれをみると、前年度に３０位圏外だった渡辺建設工業（株）（根室）は１６位、丹羽建設（株）（浜頓別）は２２位、真壁建設（株）（根室）は２５位、三協建設（株）（留萌）は２６位、（株）小林建設（上ノ国）は２７位に順位を上げた。
　２億円以上の受注業者数は７社、１億円以上は２７社。前年度と比べそれぞれ４社、１０社増加した。