２４年度 １５件程度発注／１２件公告済み 残り６月までに／道建築局 総合評価重点工事

　道建築局が２０２４年度に発注する総合評価落札方式における円滑な事業執行への貢献に係る対象工事（重点工事）は、１５件程度となる見通しだ。８日時点では、学校施設の長寿命化と大規模改造に係る１２件が公告済み。残る数件は学校施設以外の改修案件で、６月までに公告するものと見込まれる。
　建築局では、総合評価落札方式の技術評価項目のうち「地域の守り手確保」で円滑な事業執行への貢献度を評価。重点工事に指定された工事を受注し、完成した年度の次年度以降の総合評価落札方式対象案件において、加点申請を適用している。
　対象は、施工実績審査タイプと施工計画審査タイプⅡ型とし、全道枠の計画Ⅰ型は除外。当該施設を使用しながら行う内部改修で施工条件に大きな制約を受ける「改修工事」、離島等における「僻地等工事」、その他特に高い技術力を要する工事の３種類で、いずれも０.２５点を加点する。
　本年度は指定工事として１５件程度の発注を予定しており、このうち８日時点での既公告分は１２件。全て改修工事で、内容は学校施設の長寿命化と大規模改造となっている。今後は、６月までに２、３件を公告する方針。公告済み案件と同様に、種別は改修工事で建築、電気、管などの複数工種にわたるとみられる。