首位は宮坂建設９９億円／本紙集計 受注総額４０７９億円／主要発注３機関２３年度工事実績

　開建、建管、振興局（農業）の主要発注３機関における２０２３年度工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、開建で２６件、８６億８１４９万円、建管で４件、１２億４０９３万円の合計３０件、９９億２２４２万円を受注した宮坂建設工業（株）（帯広）。２年連続で首位となった。受注総額は前年度と比べ２.６％減の４０７８億６９００万円となっている。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２２年度ゼロ国債、翌債は全額、長期国債は２３年度支払分を計上した。ＪＶは出資比率に応じて構成員ごとに加算した。
　受注業者数は３８社減の１１２５社。道内業者の受注割合は９４.１％で、１ポイント縮小した。１社当たりの平均受注額は０.７％増の３億６２５５万円だった。
　首位は宮坂建設工業。次いで、３５件、８４億１１１２万円の（株）中山組（札幌）、１３件、５５億２１５０万円の伊藤組土建（株）（札幌）などと続く。
　前年度に上位３０位圏外だった松谷建設（株）（北見）は６位、（株）丸善建設（美瑛）は２４位、（株）岸本組（美唄）は２５位、（株）森川組（函館）は２７位、安田建設（株）（枝幸）は２９位にそれぞれ順位を伸ばした。
　受注額が増加したのは皆増を含め５６７社、２倍以上受注額を増やしたのは９９社に。１０億円以上を受注したのは１社増の１００社、５億円以上は６社増の２５１社、３億円以上は１６社増の３７３社となっている。