強靱化予算確保など／鈴木知事ら関係省庁を訪問／道 国の施策等への提案・要望

　道は１５日から２日間、２０２５年度国の施策および予算に関する提案・要望について、要請活動を行っている。関係省庁や道内選出国会議員らを訪問し、要望書を提出。防災・減災、国土強靱化に必要な予算の確保、国土強靱化実施中期計画の２４年内の早期策定などについて求めている。
　要請では、鈴木直道知事、北村英則総合政策部長、白石俊哉建設部長、道議会総合政策委員会の議員らが上京。関係省庁や道内選出国会議員のもとを訪れている。
　鈴木知事は「道は、人口減少や高齢化、担い手不足など多くの困難な課題に直面している」と強調。その中で「ことしからスタートする新たな道総合計画を指針とし“北海道の力が日本そして世界を変えていく”“一人ひとりが豊かで安心して住み続けられる地域を創る”を目指す姿として掲げ、確かな未来を創り上ていく」と決意を示した。
　実現のためには、激甚化・頻発化する自然災害から道民の生命と財産を守るための取組や国全体の強靱化などが重要として「道の活性化、わが国の成長・発展に必要な事項について、特段の配慮を」と求めた。
　要望書には、防災・減災、国土強靱化の推進、高規格道路網の整備、ゼロカーボン北海道の実現などを盛り込んでいる。