技術・社会点 最大値３７８点維持へ／担い手確保３５歳以上加点も／２５・２６年度資格審査の検討状況 － 道建設部

　道建設部は、２０２５・２６年度競争入札参加資格審査に向けた検討に着手した。技術・社会点の最大値は、現行の３７８点を維持するもよう。評価項目ごとの主な改正案をみると「担い手の確保」において、満３５歳以上の者も加点するよう対象を拡大する考え。「地域の安全・安心への貢献」では、過去５年間における建管維持・除雪功労者表彰の企業部門の受賞実績を評価する案などが上がっている。
　道の競争入札参加資格審査を巡っては前々回、工事施行成績の見直しなどにより技術・社会点の配点を大幅に変更。最大値を３７８点とし、総合評定数値に占める割合を１４.９％に引き上げた。以降の状況に大きな変化がみられないことから、次回については現行の最大値を維持する公算が大きい。
　評価項目ごとの改正案を追うと「担い手の確保」において、新規採用に係る対象の拡大を検討。高卒者数の減少に伴い、満３５歳未満の採用が厳しくなっている状況を踏まえ、満３５歳以上の者も加点する案が浮上している。
　「地域の安全・安心への貢献」では、過去５年間における建管維持・除雪功労者表彰の企業部門の受賞実績を評価する方向。本道への貢献度がより高い企業にインセンティブを与えるため、評価項目への追加を考えているもようだ。