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週休2日「質向上」拡大/適切な条件明示、書類簡素化も/24年度施工効率向上プロジェクト - 開発局

2024/06/06付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は、2024年度施工効率向上プロジェクトの取りまとめに向けた検討を進めている。時間外労働の上限規制を踏まえ、週休2日の「質の向上」の拡大を推進することとしており、余裕を持った工期設定や適切な条件明示、ウイークリースタンスの取組を強化する見通し。職員向けのeラーニングも継続する方針としている。工事書類の簡素化については、これまで以上に徹底を図る。現段階では、関係業界団体との調整等を経て、月内に公表する方針だ。

 施工効率向上プロジェクトは、工事の川上から川下に至る一連の流れを「着手前」「工事中」「完成後」の三つの段階に分け、各段階において受発注者がおのおのの責務を果たしながら連携し、公共工事の品質確保、生産性向上を図るもの。
 具体的には、工事着手前および新工種の追加等において受発注者双方で現場条件、施工計画、工事工程等を確認する工事円滑化会議、工事完成前に設計変更内容、技術提案の履行状況、工事書類簡素化等を確認・共有する設計変更確認会議、ワンデーレスポンスなどを柱に施策を推進している。
 24年度は、前年度の工事フォローアップ調査結果等を踏まえ、取組強化内容を検討。時間外労働の上限規制が適用されたことから、週休2日の「質の向上」の拡大を推進するとしており、余裕を持った工期設定や適切な条件明示、ウイークリースタンスの取組を強化する考えだ。これらの取組が適切に行われるよう、職員向けのeラーニングも継続する方針としている。
 さらに、工事書類簡素化のポイントを活用した受発注者の作成書類の明確化や、書類限定検査の推進による負担軽減などを盛り込む意向。業界全体の意識改革に向けては、北海道建設業関係労働時間削減推進協議会において目標設定した毎週土曜閉所についても引き続き推進する。
 現在のところ、月内の公表に向けて各種調整等を進めるとしている。

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