トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

参入企業の裾野拡大/道内企業と事業者マッチング等/道 洋上風力発電事業進展へ

2024/06/06付 DOTSU-NET NEWS
 道は本年度、洋上風力発電事業を通じた道内産業や地域産業の活性化のため、道内企業と事業者のマッチングなどによる参入企業の裾野拡大に取り組む。併せて、洋上風力の訓練施設の立地を目指す関係事業者との情報交換をはじめとした取組を展開し、トレーニングセンターの道内誘致にも努める方針。本道が有する国内随一の再生可能エネルギーのポテンシャルを生かした多額のインフラ投資が見込まれる中、先日北海道・札幌市がGX金融・資産運用特区の指定を受けたことで、サプライチェーンの構築と人材育成に向けた取組のさらなる推進に期待が寄せられる。
 5日の道議会産炭地域振興・エネルギー調査特別委員会で取組の概要等を報告した。
 道内では、2023年5月に石狩市沖、岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖、松前沖の5地区が再エネ海域利用法に基づく「有望な区域」に決定。道は、洋上風力発電事業の進展を図り道内産業や地域経済を活性化する観点から、道内企業の参入によるサプライチェーンの構築と人材確保への支援に取り組む。
 23年度に洋上風力の各分野で実績のある企業を対象に行ったヒアリングの結果をみると、道内企業においては工事・メンテナンス分野で参入余地が大きいものの、接点の少なさが課題として浮上。
 事業者からは「ゼネコン各社との日頃からの関係づくり、東京や札幌からの情報収集などが必要」との指摘があった。
 一方、風車の事前の組み立て作業で活用する架台に参入可能性があることが判明。また、治具、タワー等の分割製作・組み立てへの参入について前向きな見方を示す事業者もいた。
 調査では、メンテナンス人材を育成する認定取得訓練施設の必要性も指摘されていることから、ことし4月には道幹部と業界団体が意見交換を実施。発電事業者・メーカー・建設会社による勉強会の開催といったサプライチェーンの構築とともに、トレーニングセンターの道内誘致に向けた取組を進める。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

週休2日「質向上」拡大/適切な条件明示、書類簡素化も/24年度施工効率向上プロジェクト - 開発局

2024-06-06付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、2024年度施工効率向上プロジェクトの取りまとめに向けた検討を進めている。時間外労働の上限規制を踏まえ、週休2日の「質の向上」の拡大を推進することとしており、余裕を持った工期設定や適切な条件明示、ウイークリースタンスの取組を強化...

着工から完成まで 3次元データ提供/本体工発注時 入札参加者へ/札幌開建 雨竜川ダム再生事業

2024-06-05付 DOTSU-NET NEWS

 札幌開建は、本年度に予定する雨竜川ダム再生事業に係る雨竜第2ダムの第1期本体工発注時に、3次元データを入札参加者に提供するもようだ。開発局のダム建設工事では初めてとなる試行的な取組。設計段階で作成した地形、本体、放流設備等の土木と機械に関...

22年度比 15P上昇75%/小規模工事の実施率に課題も/23年度インフラゼロカーボン工事 - 道建設部

2024-06-05付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、2023年度における北海道インフラゼロカーボン試行工事の取組状況について、4日の道議会建設委員会に報告した。試行工事の発注を開始した22年度と比較し、全道10建管の実施率が15ポイント上昇して75%に達したことを説明。取組に一...

単体 受注割合が拡大/札幌、小樽、函館など7建管/23年度建管工事の受注動向

2024-06-04付 DOTSU-NET NEWS

 全道10建管が2023年度に発注した工事の単体とJVの受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースでみると、単体の受注割合が拡大。前年度を1.5ポイント上回り、79.9%に上った。建管別に単体の受注割合を追うと、札幌、小樽、函館などの7建...

工事 0.5点下降80.5点/委託 79.1点で1.4点下回る/道建築局 23年度施行成績平均点

2024-06-04付 DOTSU-NET NEWS

 道建築局は、2023年度工事・委託業務施行成績評定結果をまとめた。工事をみると、平均点は前年度を0.5点下回る80.5点で、最高点は外構の95点。建築の最高点は85点で、宮脇土建(株)施工の「厚岸翔洋高寄宿舎改築」が獲得した。委託の平均点...

1999件、2532億/本紙集計 前年同期比16億減に/主要発注3機関5月末工事発注額

2024-06-03付 DOTSU-NET NEWS

 開建、建管、振興局農業―道内主要発注3機関の2024年度5月末工事発注額は、本紙集計で1999件、2532億1000万円余りとなった。前年度同期と比べ、件数で52件、金額で16億1800万円余り下回った。開建は件数で下回ったものの、金額で...

技術・社会点 最大値378点維持へ/担い手確保35歳以上加点も/25・26年度資格審査の検討状況 - 道建設部

2024-06-03付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、2025・26年度競争入札参加資格審査に向けた検討に着手した。技術・社会点の最大値は、現行の378点を維持するもよう。評価項目ごとの主な改正案をみると「担い手の確保」において、満35歳以上の者も加点するよう対象を拡大する考え。...

管内業者受注割合 全体79.7%に/本紙集計 4開建で拡大/23年度開建発注工事受注動向

2024-05-31付 DOTSU-NET NEWS

 全道10開建における2023年度地域別工事受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースの管内業者の受注割合をみると、全体では79.7%に。前年度と比較すると1.8ポイント縮小した。管内業者の受注割合は、網走、稚内など4開建で拡大している。...