５０億円台後半積み上げ／１０月以降工事等情報公表へ／道 ３定補正予算案の規模

　道は、１０日開会予定の第３回定例道議会に上程する補正予算案の編成作業を進めている。投資的事業に関しては、前年度の３定補正予算を上回る５０億円台後半を積み上げているもよう。燃料費および資材価格の高騰や労務単価の上昇、更新期を迎えた公共土木施設の長寿命化対策に関連する工事の発注量増加などに対応するため、公共関連単独事業費の維持管理予算に重点配分するものとみられる。３定補正予算に係る工事等情報は、１０月以降に公表される見通しだ。
　前年度の３定補正予算では、総額３９７億３７００万円を計上。投資的事業には、中小企業者の受注機会や事業量の確保、維持的経費の増加に対応する経費として５３億円を措置し、事業別では特別対策事業費に４０億円、公共関連単独事業費に１３億円を充当した。
　現在、道は本年度３定補正予算案の提出に向けた最終調整を進めており、投資的事業には、５０億円台後半を積み上げるもよう。近年の燃料費および資材価格の高騰や労務単価の上昇などを踏まえ、前年度の３定補正予算を上回る金額を計上することが見込まれている。
　道が重要施策の一つとして取り組んでいる公共土木施設の長寿命化対策を推進するため、公共関連単独事業費の維持管理予算に重点配分する公算が大きい。７月豪雨をはじめとする災害復旧事業費や、災害関連事業費にも予算措置するものとみられる。
　３定補正予算に係る工事等情報は、道議会での予算成立を経て、１０月以降に一斉公表となる見通し。例年の状況から、発注は年末にかけて本格化することが想定される。