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生コン 供給量不足が深刻化/TN工事対象の出荷ピークで/新幹線工事の沿線地域一部現場
2024/09/26付 DOTSU-NET NEWS
北海道新幹線札幌延伸に係る工事が最盛期を迎えた中、沿線地域における一部の工事現場では、生コンクリートの供給量不足が深刻化している。トンネル工事を対象とした出荷がピークに差しかかっていることから、道南圏を中心に国や道などが所管する工事への供給量が不足する事態に。出荷能力を超過した工場からは、受発注者に打設日や打設時間の変更要請が続いており、天候によって工程の見通しを立てづらい現場は対応に苦慮している。北海道新幹線は、2016年3月に開業。新青森駅から青函トンネルを経由し、新函館北斗駅を結ぶ148.8キロメートルの高速鉄道で、開通以降、本道の経済発展を支える交通インフラとしての機能を果たしている。現在は、建設主体の鉄道・運輸機構が札幌延伸に係る工事を進めており、全体計画延長は211.5キロメートル。区間内の8割以上をトンネルが占め、道南圏を中心に大型事業が展開されている。
関連工事が最盛期を迎えた状況下で、沿線地域における一部の工事現場では、生コンクリートの供給量不足が深刻化。関係者によると、北海道新幹線のトンネル工事を対象とした出荷がピークに差しかかったことを要因に、国や道など他の発注機関が所管する工事への供給量が不足しているという。
生コンクリートの出荷工場は、使用骨材の確保や骨材堆積ヤードの増設、アジ車の増車などを図って対応しているが、一部には出荷能力を超過した工場も。生コンクリート打設に当たっては、出荷が立て込む日を避けるよう受発注者に調整を申し出る状況が続いており、「天候などに作業工程を左右されやすい現場は対応に苦慮している」(建設業者)。
北海道新幹線札幌延伸を巡っては、複数のトンネルで3~4年程度の工期の遅延が生じ、地質不良への対応で工事は難航。建設業の時間外労働上限規制が適用されたことによる影響も踏まえ、鉄道・運輸機構はことし5月に「当初予定していた30年度末の開業は極めて困難」との旨を斉藤鉄夫国土交通大臣に申し入れた。
工事が長期化する中、建設業者や主要発注機関からは「生コンクリートがますます足りなくなるのでは」と危惧する声が。いまだに開業時期と工法選定へのめどが立たない中、関係者は今後の動向を注視する必要に迫られている。
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2024-09-24付 DOTSU-NET NEWS
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2024-09-20付 DOTSU-NET NEWS
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2024-09-19付 DOTSU-NET NEWS
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2024-09-19付 DOTSU-NET NEWS
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