総額 ５.７％増、４２５億円／札幌など６建管 前年度上回る／道建設部 ２３年度委託発注実績

　道建設部は、２０２３年度委託業務発注実績をまとめた。全道１０建管の発注総額は、前年度比５.７％増の４２４億６３００万円。建管別にみると、札幌が６６億１６００万円と最も多く、以下、旭川が５５億１４００万円、函館が５１億３３００万円などと続いた。前年度を上回ったのは、札幌など６建管。業種別では、土木設計が１９４億５３８０万円と最も多かった。

　設計変更後の最終契約額で集計。単価契約を除く道路清掃・維持業務および保守点検なども含んでいる。
　建管別の発注実績を追うと、札幌、旭川、函館のほか、室蘭が４６億１９００万円、網走が４５億２７００万円など。札幌、室蘭、旭川、稚内、網走、帯広の６建管で前年度を上回った。
　業種別では、土木設計が最多の１９４億５３８０万円。全体発注額に占める割合は４５.８％で、前年度よりも３.７ポイント縮小した。
　土木設計の建管別発注額は、網走が２６億６３３０万円と最多。函館、室蘭、旭川、帯広を加えた５建管で２０億円以上を発注した。
　他の主な業務区分をみると、技術資料作成が１３４億７７８万円、測量が４３億１１３５万円、地質調査が３０億３８２６万円。全体発注額に占める割合は、技術資料作成が３１.６％、測量が１０.２％、地質調査が７.２％だった。