首位は宮坂建設 ８７億円／本紙集計 受注総額は３２２６億円／主要３機関６月末業者別工事実績

　開建、建管、振興局(農業)の道内主要発注３機関における２０２４年度６月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、前年度同期と同じく宮坂建設工業（株）(帯広)。開建で２５件、８５億７６０５万円、建管で１件、１億１４１０万円の合計２６件、８６億９０１５万円を受注した。受注総額は３２２６億１５００万円で、１%減となっている。
　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２３年度ゼロ国債、翌債は全額、長期国債は２４年度支払分を計上した。ＪＶは出資比率に応じて構成員ごとに加算した。
　受注業者数は３３社減の９２８社。道内業者の受注割合は９２.３％で、１.２ポイント縮小した。１社当たりの平均受注額は、２.６％増の３億４７６５万円だった。
　首位は宮坂建設工業。以下、２１件、５５億３０８１万円の（株）中山組（札幌）、１８件、５２億２４５８万円の（株）砂子組（奈井江）などと続く。
　前年度同期に上位３０位圏外だった草野作工（株）（江別）は１１位、鹿島建設（株）（東京）は１９位、大成建設（株）（東京）は２１位、日本高圧コンクリート（株）（札幌）は２４位、（株）生駒組（旭川）は２５位、勇建設（株）（札幌）は２９位に順位を伸ばした。
　受注額が増加したのは皆増を含め５３６社、２倍以上増やしたのは１１１社に。１０億円以上受注したのは９社増の７５社、５億円以上は１１社減の１８２社、３億円以上は１３社増の３１１社だった。