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国・道に準じ導入検討/25年度以降適用へ制度設計/札幌市 月単位の週休2日

2024/09/12付 DOTSU-NET NEWS
 札幌市は、建設現場における月単位の週休2日の導入を検討している。国や道の取組に準じ、週休2日の質の向上に重きを置くもので、対象期間の全ての月で4週8休以上の現場閉所を目指す。現在のところ、2025年度以降の適用を見込んでおり、働き方改革の一層の推進に向けて、制度設計を進めていく。
 業界の担い手確保・育成が求められる中、市は週休2日工事の発注を柱とする働き方改革に注力。23年度における週休2日工事の適用率は84%で、4週8休以上の達成率は96.7%に上っている。本年度からは、時間外労働の上限規制に対応するため、週休2日を標準とする工事発注を開始している。
 一方、国土交通省は、週休2日の質の向上を目的として、4月から月単位の週休2日を導入。対象期間の全ての月で4週8休以上の現場閉所を行うもので、道建設部においても、10月1日以降の入札案件から受注者希望型によって運用をスタートする。
 こうした状況から、市は月単位の週休2日の導入に向けた検討に着手。先行事例や業界の声を反映し、適用工種の選定と工事施行成績評定における加点措置の方向性などを固めていく。
 適用時期は、25年度以降を想定。さっぽろ建設産業活性化プラン2025案では、29年度に週休2日工事の発注割合を100%とする目標値を設定しており、今後の取組のさらなる拡充に期待が高まっている。

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