土木Ａ ９建管８割超／舗装Ａは札幌など４建管１００％／２３年度建管別・工種別・等級別実績

　道建設部は、建管発注工事の２０２３年度工種別・格付別発注実績をまとめた。一般土木をみると、Ａ１とＡ２を組み合わせたＡ等級の割合は、９５.１％の函館をはじめ、９建管が８割超え。Ａ１の割合は札幌が５８.１％、Ａ２の割合は函館が６１.１％でそれぞれ最大を記録している。Ｂ等級の割合は、留萌が１８.２％で最大。舗装Ａ等級は、札幌、小樽、旭川、留萌の４建管で１００％に達している。

　設計変更後の最終契約額で集計。債務負担など工期が複数年度にわたる工事は２３年度支払額、ＪＶでの受注は出資比率で案分した構成員ごとの金額を計上している。
　一般土木のＡ１とＡ２を合わせたＡ等級の割合は、前年度を２.１ポイント上回る８７.８％。全道平均を上回ったのは５建管で、函館が９５.１％、小樽が９３.６％、旭川が９２.３％、網走が８８.３％、稚内が８７.７％だった。
　Ａ１の全道平均は、３.１ポイント拡大して４３.９％。札幌が最大の５８.１％で、稚内が５５.７％、旭川が５２.７％、留萌が４８・７％、室蘭が４５.３％、網走が４４.３％と６建管で全道平均を上回っている。
　Ａ２の全道平均は、１.２ポイント縮小して４３.９％。函館が最大の６１.１％で、釧路が６０.９％、小樽が５２.３％、帯広が４８.５％、網走が４４％と、５建管で全道平均を超えた。

　舗装をみると、Ａ等級の割合が１００％に達したのは、札幌、小樽、旭川、留萌の４建管。帯広、釧路、網走、函館を加えた８建管で９割を上回った。