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400件、開催率16.8%/発注、開催件数は前年上回る/道建設部 23年度三者検討会

2024/09/27付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は2023年度における三者検討会の実施状況をまとめた。対象案件の発注は2387件で、開催件数は400件。開催率は16.8%だった。前年度と比べ、発注件数で413件、開催件数で35件上回った一方、開催率では1.7ポイント下回った。開催件数のうち、発注者によるものが382件と大半を占め、設計者および施工者などからの申し出によるものは18件にとどまった。

 建設部は02年度から、工事の発注者と受注者の打ち合わせ協議に設計者を加えた三者検討会を開催している。詳細設計を担当したコンサルタントが設計の考え方を確実に伝達することにより、設計・施工条件に関する情報を共有し、施工上の留意点などを洗い出しており、成果物の品質確保に役立てている。
 3ヵ年の試行期間を経て、05年度からの4年間は基本対象を構造物設置や特殊条件の工事と設定。09年度からの4年間は、基本対象を予定価格9000万円以上、構造物設置、特殊条件の工事と定めている。
 13年度以降は、基本対象を予定価格7000万円以上、構造物設置、特殊条件の工事として運用。開催件数は300~400件台で推移しており、うち大半を発注者の指定に基づいて実施している。
 23年度の実施状況をみると、発注件数は前年度を413件上回る2387件。開催件数は35件上回る400件に上った。開催率は1.7ポイント低下して16.8%。過去5年間で最も低い数値にとどまった。
 開催件数のうち、発注者の指定によるものは95.5%に当たる382件。前年度までと同様に、設計者・施工者などからの申し出によるものは少数だった。道建設部は今後も運用を継続し、事業の円滑な執行と成果品の品質確保につなげていく方針を示している。

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