札幌６.７億、函館６億など／１０日付で工事等情報一斉公表／道建設部　３定補正建管別配分額

　道建設部は、本年度における３定単独補正予算の建管別配分額をまとめた。総額は事業費ベースで３８億８７００万円。札幌が６億６８００万円で最も多く、以下、函館が５億９８００万円、釧路が４億４６００万円、室蘭が４億２３００万円、旭川が４億６００万円、網走が３億５９００万円などと続いた。事業別にみると、道路に全体の６３.２％に当たる２４億５６００万円を措置。予算成立を受け、各建管は対象案件を盛り込んだ工事等情報を１０日付で一斉公表する見通しだ。

　道は、３定道議会に総額３６０億１０７２万円の補正予算案を上程。中小企業の受注機会や事業量の確保を目的とした投資的事業費には、特別対策事業費に４２億円、公共関連単独事業費に１８億円の計６０億円を計上した。
　補正予算は４日の議会最終日に開かれた本会議で可決。投資単独分のうち、建管執行分には３８億８７００万円を積み上げた。
　事業別では、道路に２４億５６００万円、河川に８億８４００万円、砂防等に２億２６００万円、海岸に２億５１００万円、漁港に７０００万円を措置している。
　建管別に追うと、３億円以上が配分されたのは、札幌、函館、釧路、室蘭、旭川、網走の６建管。うち札幌と函館は５億円を超えている。
　対象案件を盛り込んだ工事等情報は、各建管が１０日付で一斉公表するもよう。投資的事業費が前年度よりも増えていることを踏まえると、合計の件数は増加するものと見込まれている。