かん排・農地再編１２地区／３年目３地区、２年目４地区に／直轄農業２４年度調査地区数

　道内の直轄農業農村整備事業における２０２４年度調査地区数は、かん排９地区、農地再編３地区の計１２地区となっている。過年度からの調査分を含めて本紙が取りまとめたもの。調査３年目を迎えたのは、かん排の漁川右岸地区、北斗地区、農地再編の富良野南富地区の３地区で、かん排の２地区に関しては２５年度の新規事業着手を要求している。調査２年目はかん排の４地区で、うち訓子府北栄地区が２５年度の新規事業着手を目指している。

　直轄農業農村整備事業の地区調査は、当該地区の現況把握等を行う基礎調査と、その結果に基づき事業計画策定を行う計画調査で構成。その後の事業実施に向け、関係都道府県、関係市町村、土地改良区等と緊密な協力体制のもとに調査を行う。
　２４年度における道内の状況をみると、かん排９地区、農地再編３地区の計１２地区で調査を実施。調査３年目は、かん排の漁川右岸地区、北斗地区、農地再編の富良野南富地区の３地区、２年目は全てかん排で札内川流域地区、篠津運河上流地区、美瑛川下流地区、訓子府北栄地区の４地区となっている。２５年度からは、新たに富良野東丘地区が加わる見通し。
　各開建では、地区調査の前段となる地域整備方向検討調査も実施。うち札幌については、本紙調査によると、夕張川地域、雨竜川上流地域、深川音江地域、北長沼地域を対象に進めている。
　道内の２４年度調査地区はつぎのとおり。
◆かん排
▼調査３年目
▽漁川右岸地区（恵庭市、千歳市）＝札幌開建
▽北斗地区（北斗市）＝函館開建
▼調査２年目
▽札内川流域地区（帯広市、中札内村、更別村）＝帯広開建
▽篠津運河上流地区（当別町、新篠津村、月形町）＝札幌開建
▽美瑛川下流地区（旭川市）＝旭川開建
▽訓子府北栄地区（訓子府町、置戸町）＝網走開建
▼調査１年目
▽夕張川下流地区（岩見沢市、江別市、南幌町、由仁町、長沼町）＝札幌開建
▽天塩川地区（士別市、名寄市、剣淵町）＝旭川開建
▽羽幌用水地区（羽幌町）＝留萌開建
◆農地再編
▼調査３年目
▽富良野南富地区（富良野市、南富良野町）＝旭川開建
▼調査１年目
▽富良野西地区（富良野市）＝旭川開建
▽問寒別地区（幌延町）＝稚内開建