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前後期の2回実施/課題に早期対応 ウェブ切替も/開発局 工事フォローアップ調査

2024/11/01付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は、工事フォローアップ調査の実施方法を見直した。従来は年1回の取りまとめだったが、課題となった内容・意見に関し、次年度の当初発注時に取組内容を反映できるよう、前期と後期の2回に分けて実施。調査で浮かび上がった課題への早期対応を図る方針としている。年2回の調査票回収が必要になることから、ウェブ調査へと切り替えることで作業効率の向上も図っている。

 従来の工事フォローアップ調査は、年1回取りまとめを実施。その結果をもとに毎年度、公共工事における品質確保および建設生産システムの生産性向上を図る「施工効率向上プロジェクト」を更新している。
 一方、当初発注に関する取組内容は、施工効率向上プロジェクトの公表時に既に大多数の発注を終えていることから、実質的には2年後の当初発注に反映されている状況だ。
 開発局では、課題となった内容・意見について、次年度工事の当初発注時に取組内容が反映できるよう、本年度から工事フォローアップ調査を2回に分けて実施している。
 前期のフォローアップ調査は、当初発注段階での課題とその対応を検討することを目的に実施することとしているため、発注から工事円滑化会議までに関する設問とする。
 発注者へのアンケートは2回に分けず、従前と同様に後期のフォローアップ調査時に実施する。
 さらに、年2回の調査票回収が必要になることから、従来のメールによる提出からウェブ調査への見直しを行い、作業効率の向上を図っている。
 2024年度7月までの受注工事を対象とした前期調査の結果をみると、設計に対する「適切な条件明示」「設計内容と現場条件の一致」に関しては、概ねを含め適切と回答したのは8割以上に。
 設計図書(公示用設計書・図面・特記仕様書)の条件明示では「隣接工事・関係官庁協議時期・支障物件移設時期が記載されているなど、工程立案に役立った」「現場に必要な条件明示が過不足なく記載されていて、現場がスムーズに進行している」などの意見が寄せられている。

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