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「良い取組」7割/心身にゆとり、休工日を意識等/週休2日工事のアンケート結果 - 道建設部

2024/11/29付 DOTSU-NET NEWS
 道建設部は、2023年度に実施した週休2日モデル工事のアンケート調査結果をまとめた。達成件数率は99.9%で、モデル工事の取組を「良い」と回答した技能労働者は67%。「良かった点」の回答は102件で「悪かった点」を71件上回り、取組の有効性が認識できる結果に。主な意見として「休日が増え、心身共にゆとりができた」「休工日を取ろうとする意識が芽生えた」などの声が聞かれた。

 アンケート調査は、23年度に完成したモデル工事を対象に実施。過年度に発注したゼロ国債や翌債、ゼロ道債などの工事を含め、1816件から回答を得た。
 結果をみると、モデル工事の取組が「良い」と答えた技能労働者は67%。「休日が計画的に取得できるため、プライベートの予定が立てやすい」「体の負担が軽くなった」などの意見が集まった。一方「良くない」の回答からは「日給制の技能労働者は、所得が増えない」との声があった。
 モデル工事を実施して「良かった点」の回答数は102件。「自分の時間が増えた」が最多の34件で、以下「体調面でプラスとなった」が30件、「意識が変わった」と「施工面でプラスとなった」が共に11件で続いた。
 主な意見として「休日増加によって家庭での時間が増え、労働意欲向上につながった」「心身共にゆとりができた」「休工日を取ろうとする意識が芽生えた」などの声が聞かれた。
 「悪かった点」の回答数は31件。「天候の影響を受けた」が11件と最多で、「時間外勤務の増」と「収入減」が共に6件だった。主な意見では「悪天候によって作業の中止や中断を強いられると、工程を管理するのが難しかった」「勤務日数が減ることによって、平日の勤務時間が長くなってしまった」などの声があった。
 モデル工事実施時に工夫したことは「工程管理に関する工夫」が35件、「施工に関する工夫」が7件、「休日の取り方の工夫」が6件などと続いた。「準備にかかる作業に注力し、数量などを早期に確定し、余裕をもって施工した」「同工種での1次下請業者を複数選定し、重機不足や人手不足にならないよう調整しながら作業した」などの声が上がった。

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