トップページ >
DOTSU-NET NEWS一覧 >
DOTSU-NET NEWS詳細
23年度整備地区 調査通じ実態把握/自動排水栓の有効性を検討/水管理労力軽減評価する声も - 道農政部
2024/11/25付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、本年度から基盤整備における自動排水栓の有効性に関する検討を進めている。2023年度に自動排水栓を整備した地区での各種調査を通じ、利用実態を把握。農家からは、見回りの頻度低減による水管理労力の軽減などに一定程度の評価が寄せられている。スマート農業や田んぼダムの取組の推進を図るため、25年度以降も調査を継続していく考えだ。農家戸数の減少や農業者の高齢化、労働力不足が進む中、担い手の経営規模は年々拡大。水田農業においては作業別労働時間の約2割を占める水管理作業の軽減が求められている。
同部では、水管理労力の省力化等を図るため、21年5月に多機能型水田水管理省力化システム導入に係る基本方針を制定するなど、自動給水栓の整備の取組を促進。一方、自動排水栓については導入事例が少なく、営農への効果や経済性の観点から確認と検討が必要な状況となっている。
こうした中、自動排水栓がさらなる労働時間の軽減等に寄与するとの想定に基づき、本年度から検討を開始。23年度に導入した石狩管内の1地区を対象に、農家へのアンケートやヒアリング、現地調査などを行っている。
調査の結果、水田の土を乾かす中干しの作業や、夜間の取水を中心とした活用が図られていることを確認。農家からは「水位等が自動管理されているため見回りの頻度が低減した」とする声も上がった。
今後は、普及センターと連携しながら営農面でのメリットも詳細に検証していく方針。本年度内に調査結果と検討課題を整理し、今後の展開を検討するなどして次年度以降の取組につなげる。
その他のDOTSU-NET NEWS 一覧
年齢要素追加を検討/より効果的な取組へ25年度にも/若手技術者育成チャレンジ型 - 開発局
2024-11-25付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、所管発注工事における総合評価落札方式の若手技術者育成型の試行タイプのうち、チャレンジ型について見直しに向けた検討を進めている。現在の実施傾向を分析した結果、若年層の技術者の参加をより促す仕組みが必要と判断したもの。全道の技術者の...AI点検・調査を拡大/ドローン画像計測 25年度試行増も/道建設部 道路施設老朽化対策
2024-11-22付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は今後、道路施設の老朽化対策に関し、AI技術を活用した点検・調査の取組を一層拡大していく方針だ。ドローンで撮影した写真をもとに、AIによってコンクリートのひび割れなどを検出する画像計測の新技術で、本年度の試行件数は10月末時点で1...5事業継続「妥当」/尻別川など整備計画変更報告/開発局 第1回事業審議委
2024-11-22付 DOTSU-NET NEWS
開発局は21日、札幌第1合同庁舎で2024年度第1回事業審議委員会を開催した。河川2事業、水産基盤整備3事業の計5事業に関する再評価原案準備書を審議。事業の必要性・重要性に変化はなく、費用対効果等の投資効果も確認されていることから、いずれ...立会など時間削減 受注者9割効果実感/全工事適用可能な環境求める声/道建設部 23年度遠隔臨場アンケート
2024-11-21付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は工事現場の遠隔臨場に関し、2023年度のアンケート調査結果をまとめた。受注者34人を対象とした「段階確認・材料確認・立会に伴う待ち時間が削減されたか」の問いでは「削減した」との回答が94%に。発注者22人を対象とした「移動時間の...協議会 稚内など4港/計画作成済みは苫小牧、室蘭/CNPの協議会、計画設置・作成状況 - 国交省
2024-11-21付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、カーボンニュートラルポート(CNP)の形成に向けた港湾脱炭素化推進協議会および港湾脱炭素化推進計画の設置・作成状況をまとめた。ことし9月10日時点で整理したもの。本道の状況をみると、港湾脱炭素化推進協議会は、稚内港、石狩湾新...月単位の週休2日 市町村にも拡大/札幌、旭川、室蘭、苫小牧等/担い手確保、働きやすい職場へ
2024-11-20付 DOTSU-NET NEWS
建設現場における月単位の週休2日に関し、市町村工事にも取組の輪が広がっている。将来の担い手確保やより働きやすい職場環境づくりを進める観点から、判明分では札幌市、旭川市、室蘭市、苫小牧市などが導入。開発局や道の取組内容を参考にし、実施要領の...“命のみち”へ予算確保を/ミッシングリンク解消など決議/道路3団体が東京大会で要望
2024-11-20付 DOTSU-NET NEWS
北海道高速道路建設促進期成会(会長・鈴木直道知事)、北海道道路利用者会議(会長・丸岩浩二道議会建設常任委員長)、北海道道路整備促進協会(会長・硲一寿興部町長)の道路3団体は19日、東京都内で北海道「命のみち」づくりを求める東京大会を開催し...開業見通し早期提示を/渡島TN削孔停止 見えない先行き懸念募る/道新幹線トンネル掘削率80%に
2024-11-19付 DOTSU-NET NEWS
鉄道・運輸機構がまとめた北海道新幹線新函館北斗・札幌間の工事月報によると、11月1日現在のトンネル掘削率は80.2%となっている。前月からの掘削延長は1453メートルで、割合にして0.9ポイント上昇。レールの陸揚げ作業の開始や八雲町内の磐...