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待望の開通 地域沸く/釧路市で開通記念式と鋏入式/道東道阿寒~釧路西IC間
2024/12/24付 DOTSU-NET NEWS
【釧路発】道東自動車道阿寒~釧路西IC間が、22日に開通した。釧路市阿寒町公民館では開通記念式および鋏入式が執り行われ、関係者約250人が列席。阿寒IC本線上で行われた通り初めでは、工事関係者らが見守る中、関係車両が次々と走り抜け、待望の開通を祝った。道東道は、千歳恵庭JCTを起点とし、釧路別保ICおよび足寄ICに至る高速ネットワーク。国際拠点港湾の苫小牧港等への物流の効率化や、地域間交流の活性化等を目的としており、本別ICから東側は開発局が整備を進めている。
今回、阿寒IC~釧路西IC間の延長17キロメートルが開通したことによって、釧路市街地と札幌市が直結。釧路市役所~札幌市役所間の移動時間は4時間12分と、阿寒IC開通後より7分短縮される。
釧路市阿寒町公民館で執り行われた開通記念式および鋏入式には、鶴間秀典釧路市長をはじめとした沿線自治体の首長や地元選出国会議員、施工業者、国土交通省関係者ら約250人が列席した。
高見康裕国土交通大臣政務官は「札幌と釧路を高速ネットワークで直結することで、大規模災害時の輸送ルートの強化、豊富な資源を活用した広域観光の活性化、農水産品の物流効率化など非常に大きな効果が期待される」と強調。未開通区間についても「調査・工事を着実に行い、全線開通に向け道路整備をしっかり進めていく」と話し、関係者らに引き続きの協力を求めた。
北海道横断自動車道釧路地区早期建設促進期成会の会長を務める鶴間市長は、関係機関や施工業者の尽力に敬意を表した上で「道東道は根室までつながることで真の効果が発揮される」とし、高速ネットワークの一層の整備促進に向けて決意を新たにした。
国会議員や鈴木直道知事の来賓祝辞に続いて謝辞を述べた坂憲浩開建部長は、道東道整備の変遷に触れ「67年の時を経て、ついに札幌と釧路が直結する。今後は水産業や酪農業をはじめとする地域経済の活性に大きく寄与するとともに、災害時の迅速な避難や救援活動を支援する役割も果たすと考えられる」と整備効果に期待。また「東北海道に広がる生産空間と釧路港を扇の要とした道路ネットワークの形成に向け、これからも最大限努力を続ける」として、関係者らに協力を要請した。
鋏入式では、高見政務官らのほか市内小学生が登壇。釧路町産ナガコンブを使用したテープカットと、くす玉開披で開通を祝した。
式典後は阿寒IC本線上に移動して通り初めを実施。工事関係者やご当地キャラクターが見守る中、関係車両72台がゆっくりと走り抜けた。
通り初めに際しては、同路線の維持管理を担う山根土建(株)(白糠)と三ッ輪建設工業(株)(釧路市)が整備。融雪剤の散布など、路面状況の改善に尽力した。
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