​若者に選ばれる産業に／道建協 新年懇親会

　北海道建設業協会（岩田圭剛会長）は２３日、ホテル札幌ガーデンパレスで２０２５年新年懇親会を開催した。会員企業をはじめ、発注官庁や関係団体から６２人が参加。岩田会長は、社会資本整備や災害対応など、地域の守り手としての使命を果たすとともに「若者に選ばれる魅力のある産業を目指す」と意気込み、新年の門出を祝った。
　岩田会長はあいさつで、ラピダスの試作ラインや北海道・札幌「ＧＸ金融・資産運用特区」など、北海道にとって新たな成長エンジンとなる事象がことしから本格的に動き出すことに言及。「北海道全体を進展させるものにするためには、その基盤となる社会資本整備が必要」と訴え、予算確保の重要性を強調した。
　能登半島地震や全国各地で頻発する豪雨災害の例から防災・減災、国土強靱化の対策が急がれる中「われわれは地域の安全・安心を守ることが使命」と断言。担い手対策や労働時間の規制など業界を取り巻く環境は依然厳しいものの、働き方改革をはじめとした取組を通じ「若者に選ばれる魅力ある産業を目指して、技術の研鑚に励みながら努力していきたい」と述べた。
　来賓祝辞では坂場武彦開発局長、浦本元人副知事、三富則江道労働局長が登壇。祝電披露のあと、北海道経済連合会の藤井裕会長による発声で乾杯し、参加者は和やかに歓談しながら新年の門出を祝した。