道営・団体営 ３４９５ha／本紙集計 ２０～２４年度２.３万ha／道農政部 暗渠施工実績中間集計

　道農政部は、２０２４年度の水田地帯・畑地帯における暗渠排水施工実績をまとめた。道営と団体営を合わせた中間集計分で、前年度実績と比べ１４８ヘクタール増の３４９５ヘクタールを施工。道営・団体営とも前年度を上回る見込みとなっている。２０～２３年度までの実績値を含む５ヵ年の累計整備面積は、本紙集計で２万２７２７ヘクタールに上っている。

　近年の整備実績を追うと、２０年度は道営で５１９３ヘクタール、団体営で９９８ヘクタールの計６１９１ヘクタール、２１年度は各４６２０ヘクタール、７４２ヘクタールの５３６２ヘクタール、２２年度は３７５９ヘクタール、５７３ヘクタールの４３３２ヘクタール。２４年度については、現時点で２３年度を１４８ヘクタール上回る３４９５ヘクタールを見込んでいる。
　内訳は、道営が３１４１ヘクタール、団体営が３５４ヘクタールとそれぞれ４３ヘクタール、１０５ヘクタールの増に。整備面積が減少傾向にある中、両事業とも４年ぶりにプラスに転じる見通しとなっている。
　２０年度から本年度までの５ヵ年における累計施工面積は、本紙集計によると道営が１万９８１１ヘクタール、団体営が２９１６ヘクタールの２万２７２７ヘクタール。
　同部では引き続き、必要な予算確保や適期作業が可能となる通年施行の活用などを通じ、地元の要望を踏まえた整備に努めていく考えだ。