５９％、１９６件で活用／５振興局で全道平均上回る／１２月末のＣＣＵＳモデル工事 － 道農政部

　道農政部は、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）活用モデル工事の活用状況をまとめた。２０２４年度１２月末時点で、対象工区の５９%に当たる１９６件で活用。実施率を振興局別にみると、１００%の石狩をはじめ、５振興局が全道平均を上回った。
　公共工事の品質確保のため、優れた技能と経験を有する技能者を将来にわたって確保・育成する観点から国や道などの発注工事ではＣＣＵＳの活用を推進。同部においても、建設技能者の技能と経験に応じた賃金の支払いや処遇改善などに向けて、予定価格７０００万円以上の農業土木工事を対象にモデル工事を試行している。
　２４年度１２月末時点の実施状況をみると、対象工区３３２件のうち１９６件でＣＣＵＳを活用。実施率は５９%となった。
　振興局別の実施工区件数は、空知が６９件で最多。次いで、十勝が３８件、上川が１８件、オホーツクが１７件などと続いている。実施率については、石狩で１００%を記録しており、このほか空知、後志、宗谷、十勝が平均を上回った。
　ＣＣＵＳのさらなる活用に当たっては、受注者向けのアンケート調査を実施。４項に及ぶ評価対象基準の達成状況や、活用しなかった場合はその理由などについて報告を求め、今後の取組に生かす。