担当技術者も追加へ／２５年度以降運用に向け検討／開発局 業務の成績評価対象見直し

　開発局は、総合評価落札方式およびプロポーザル方式に該当する業務の成績評価の対象を見直す方向で検討している。現行、予定管理技術者の成績評価については、管理技術者として従事した実績のみを対象としているが、若手技術者の参加機会を拡大する観点から、担当技術者でも評価する方針。２０２５年度以降の運用開始に向け、検討作業を進めていく。

　開発局では、業界における担い手不足の課題解決に向けた試行業務等を実施。若手技術者の育成が必要不可欠となっている状況を踏まえ、若手に配慮した評価項目等を設定した試行に取り組んでいる。

　試行業務で一定程度の入札参加や受注が行われ、技術の伝承や育成効果が図られる中、２５年度以降からは、総合評価落札方式およびプロポーザル方式に該当する業務の成績評価の対象を見直す方向で検討。若手技術者の参加機会をより一層拡大する。
　現行、予定管理技術者の成績評価については、管理技術者として従事した実績のみを対象としているが、担当技術者でも同様に評価する見通し。標準として過去４年度の開発局発注の同じ業種区分の業務成績平均点を評価対象とする。
　実績がない場合については、本省、地方整備局、国土技術政策総合研究所、国土地理院等の同じ業種区分の平均業務評定点で評価を行う。
　関係業界団体などからの要望や本省における取り扱いなども踏まえ、２５年度以降の運用開始を目指し、必要な作業を進めていく考えだ。