Ⅲ６８橋 うち架替７橋／旭川５９橋、網走４９橋など／橋梁長寿命化２５年度着工物件 － 道建設部

　道建設部は、北海道橋梁長寿命化修繕計画に係る２０２５年度の着工物件をまとめた。対象は１９４橋で、判定区分ごとの内訳は、早期措置段階（Ⅲ）が６８橋、予防保全段階（Ⅱ）が１２２橋、健全（Ⅰ）が４橋。建管別では、旭川が５９橋と最も多く、以下は網走が４９橋、室蘭が２３橋、釧路が１４橋、札幌が１２橋などと続く。架け替えを施す「更新」は７橋。室蘭建管が所管する無名橋などを盛り込んでいる。

　建設部は、道路交通の安全確保や円滑な事業執行を目的として、１０年度に北海道橋梁長寿命化修繕計画を策定。５年に１度の点検結果に基づいて各橋梁に施す整備方針を判断しており、計画を適時見直しながらコストの縮減や平準化を図っている。
　計画に係る２５年度の着工物件をみると、対象は１９４橋。建管別では、旭川、網走、室蘭、釧路、札幌のほか、稚内が１３橋、帯広が１０橋、留萌が９橋、函館が４橋、小樽が１橋の整備を予定している。
　措置内容を追うと、架け替えを実施する「更新」が７橋。いずれも判定区分はⅢで、室蘭建管が所管する無名橋をはじめ、網走建管所管の記念橋、第三号橋、成岩橋、上里橋、戸梶橋、帯広建管所管のパンケ橋を盛り込んでいる。
　「修繕」は、帯広が所管する茂岩橋や川合大橋、留萌建管所管の滝見大橋など１８７橋で計画。完了は、２５年度に１１橋、２６年度に１６５橋、２７年度に１０橋、２９年度に１橋を予定している。