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26年度から一部振興局で/低コスト対策として効果期待/道農政部 永年草地の余剰水排除工
2025/08/22付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、2026年度から一部の振興局において余剰水排除工の整備を進める方針だ。永年草地における低コスト排水対策として検証を進めてきたもの。通常の暗渠排水に対し掘削層をより浅くし、吸水渠において暗渠管を設置せず疎水材のみで施工し、面的に余剰水排除を行う。地下水などの影響が少なく水の影響が比較的小さい条件では、低コストな排水性改善対策として効果が期待されている。近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯など短時間かつ局所的な集中豪雨が頻発。農地基盤整備においては、生産性の維持・向上を図る観点から排水対策の重要性が高まっている。
大規模草地で広範囲の暗渠排水を施工する場合、一般的な畑地と比べコストが割高になる傾向にある。同部では、永年草地の低コストによる排水対策を模索する中、余剰水排除工に着目。道総研酪農試験場と連携し、18年度から23年度までの6年間にわたって効果と課題を検証した。
宗谷、オホーツク、釧路、根室の4管内計5地区の草地整備事業を対象に調査を実施。浅層区は、通常60センチの掘削深を40~35センチまで浅くし、吸水渠に吸水管を設置せず、疎水材の厚さも従来の20センチから15センチに低減した。
調査の結果、施工コストは通常の4~6割程度に削減。ある地区の浅層区では、整備後4年目も牧草割合が80%以上となっており、40%に低下した無施工区に対し一定程度の排水効果が認められた。
結果を踏まえ同部は、26年度から一部の振興局を対象に余剰水排除工を活用する見込み。吸水渠の深さは40センチで、埋戻厚25センチを標準に。積算は、従来のものを使用するとしている。
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管内受注84.2%に/小樽、留萌など5建管で拡大/25年度上期建管別工事受注動向
2025-08-21付 DOTSU-NET NEWS
全道10建管における2025年度6月末地域別工事受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースでみると、管内業者の受注割合は前年度同期を1.3ポイント上回る84.2%。小樽が24.4ポイントと最大の伸び率を示したのをはじめ、函館、留萌、網走...実効性向上へ方針共有/年度内に策定・公表予定/第1回道道路啓開計画協議会
2025-08-21付 DOTSU-NET NEWS
北海道道路啓開計画協議会の2025年度第1回会合が20日、札幌市内の開発局研修センターで開かれた。改正道路法第22条の3に基づく道路啓開計画の策定に向けて具体的な議論を開始。本道で大規模な災害が発生した場合に行う道路啓開の実効性向上に努め...10月20日以降適用/国に準じた補正係数新設/週・月単位の週休2日 - 道農政部
2025-08-20付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、発注工事における週休2日の試行要領を改正した。新たに週単位および月単位の週休2日を導入し、開発局農業部門の取り扱いに準じて補正係数を設定。ほ場整備や農用地造成工事などの最新設計単価の対象工事は10月20日以降、対象外の工事は1...受注者 「良い取組」92%/発注者 業務軽減が6割/24年度設計変更重視型アンケート - 道建設部
2025-08-20付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、2024年度に試行した設計変更重視型発注方式のアンケート調査の結果を取りまとめた。受発注者を対象に実施したもの。受注者からは142件の回答が集まり、「良い取組だと思う」が、前年度を4ポイント上回る92%に達した。良かった点は「...首位は宮坂建設 82億円/本紙集計 受注総額1968億円/開発局 6月末工事業者別受注実績
2025-08-19付 DOTSU-NET NEWS
開発局の2025年度6月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、札幌、函館、旭川、帯広の4開建から計22件、81億6949万円を受注した宮坂建設工業(株)(帯広)。2位以下は、17件、50億476万円の(株)中山組(札幌)、...省力化・効率化の取組など/工事28件、業務24件紹介/i―Con奨励賞事例集を作成 - 開発局
2025-08-19付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、i―Con奨励賞2025の取組事例集を作成した。生産性の向上等に優れた取組を通じ、見事受賞を果たした工事28件、業務24件の事例を豊富な写真と共に紹介。最新技術の先進的な導入による作業の大幅な省力化・効率化、安全性確保、広く普及...工事5億円以上22社に/委託は1億円以上32社 農政部集計/道農政部24年度業者別受注実績
2025-08-18付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、2024年度の業者別受注実績をまとめた。受注総額は、工事が前年度比0.5%増の701億1412万円、委託業務が5.3%増の111億3844万円となった。工事で5億円以上を受注した業者は6社減の22社、3億円以上は1社増の63社...取組表明企業514者/7月末 建管別最多は札幌/インフラゼロカーボン試行工事 - 道建設部
2025-08-18付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、本年度7月末現在における北海道インフラゼロカーボン試行工事の取組表明企業を取りまとめた。複数の工事に適用する企業を含め、10建管を合わせて514者が取組の意思を表明。建管別では、札幌が最多の71者で、帯広が64者、旭川が61者...