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コスト縮減など課題確認/ガイドライン等作成へ/国交省 無電柱化推進検討委

2025/10/02付 DOTSU-NET NEWS
 国土交通省は1日、東京都内で2025年度第3回「無電柱化推進のあり方検討委員会」を開催した。コスト縮減の推進、事業のスピードアップ、財政措置に関し、現状の課題や今後の検討の方向性を確認。コスト縮減に向けては、昼間施工・常設作業帯の普及が必要との考えから、実施事例の創意工夫などを取りまとめたガイドライン等を作成することを示した。
 検討委員会は、次期無電柱化推進計画の策定に向けて、今後の無電柱化施策の在り方等について議論を行うもの。次期計画は26年度から30年度までを期間とする。
 今回は、最初に無電柱化推進技術検討会での検討状況を報告。コスト縮減の推進では、昼間施工・常設作業の普及促進に加え、排水側溝の現場導入に係る課題や検討の方向性を共有した。
 排水側溝の現場導入は、モデル地区における設計・工事を進め、さや管の防水性や耐力、ケーブルの電圧階級など、設計・施工上の課題などを整理し対応を検討。得られた知見をもとに、排水側溝を活用するに当たってのポイントをまとめた手引を作成するとした。
 事業のスピードアップに向けては、包括委託等の地方自治体への普及促進、管路整備後の電柱撤去の迅速化などが必要とした。
 建設負担金の検討の方向性をみると、施工単価を最新単価に見直した上での適用に向けて準備を進めることを明記。事務簡素化にも配慮しつつ、資材価格等の迅速な反映方法について検討を行うとした。
 次回会合は11月をめどに開催する予定。26年度初頭の策定に向け、検討作業を本格化させていく。

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