道営団体営 ２万２５１４ha／道営は１万９７８３haに／２０～２４年度暗渠排水施工実績 － 道農政部

　道農政部は、水田地帯および畑地帯の２０２４年度暗渠排水施工実績をまとめた。道営と団体営で合計３２８２ヘクタールを整備。２０～２３年度を含む５ヵ年では、本紙集計で２万２５１４ヘクタールとなった。同部においては地元要望を踏まえ着実な整備に努めており、道営の整備量は１万９７８３ヘクタールに上る。引き続き、食料自給率の向上と食料安全保障の強化に最大限貢献していくため、計画的に整備を推進していく考えだ。
　近年の整備実績をみると、２０年度に６１９１ヘクタール、２１年度に５３６２ヘクタール、２２年度に４３３２ヘクタール、２３年度に３３４７ヘクタールを施工。大半を道営が占めており、整備量は２０年度が５１９３ヘクタール、２１年度が４６２０ヘクタール、２２年度が３７５９ヘクタール、２３年度が３０９８ヘクタールとなっている。
　２４年度については、道営３１１３ヘクタール、団体営１６９ヘクタールの３２８２ヘクタールを整備。全体の整備量は前年度を下回った一方、道営においては若干数上回る結果となった。

　２３年度までの実績値を加えた５ヵ年分の集計では、道営１万９７８３ヘクタール、団体営２７３１ヘクタールの２万２５１４ヘクタールに。
　世界的な食料需給リスクが顕在化する中、わが国最大の食料供給地域として食料自給率の向上と食料安全保障の強化に最大限貢献するため、担当者は「生産性・作業性の向上に加え、輸入依存度の高いコムギやダイズなどの作付けが可能になるよう、農地の排水性を改善する暗渠排水の整備を今後も進めていきたい」と話している。