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基本高水 ピーク流量見直しを/天塩川と網走川の2水系/国交省 社整審河川分科会検討小委

2025/12/18付 DOTSU-NET NEWS
 国土交通省は17日、東京都内で社会資本整備審議会河川分科会の第158回河川整備基本方針検討小委員会を開き、河川整備基本方針の変更について審議した。道内分は天塩川水系と網走川水系の2水系が対象。気候変動による降雨量増大を考慮した基本高水のピーク流量の見直しが必要とし、天塩川水系は誉平地点で現行の毎秒6400立方メートルから7000立方メートル、網走川水系は美幌地点で毎秒1200立方メートルから1500立方メートルとする案を示した。
 河川整備基本方針は、河川法に基づき、長期的な観点から国土全体のバランスを考慮し、基本高水、計画洪水流量配分等を科学的・客観的に定めるもの。気候変動への対応として、見直しに向けた検討作業を順次進めている。
 基本高水のピーク流量は、気候変動を考慮した雨量データによる確率からの検討、アンサンブル予測降雨波形を用いたデータなどを総合的に判断して変更する。
 天塩川水系は、誉平地点で現行の毎秒6400立方メートルから7000立方メートル、名寄大橋地点で3300立方メートルから4400立方メートル、真勲別地点で1800立方メートルから1900立方メートルとする方針。
 集水域・氾濫域における治水対策としては、砂防施設、治山施設の整備、水源林造成事業による森林の整備・保全を実施するとともに、地域特性を踏まえた田んぼダムの推進や、内水対策のための排水路整備等の取組を推進する。
 網走川水系については、美幌地点で毎秒1200立方メートルから1500立方メートルに。氾濫をできるだけ防ぐ・減らすための対策として、本支川の河道改修や堤防整備のほか、自治体の下水雨水管等のハード対策を実施するとした。

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2025-12-15付 DOTSU-NET NEWS

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