開発局は最短１７日付／道森林管理局公表済、道も早期に／２５年度補正予算の発注予定情報

　政府の２０２５年度補正予算案は、きょう１６日にも成立する運びとなっている。現在、道内主要発注機関は対象工事等の発注に向けた作業を進めており、開発局では順調に予算成立した場合、翌１７日付で発注予定情報を公表する見通し。道森林管理局は、事務手続きが整うことを条件とし、既に発注予定情報を更新している。道発注３部においても、早期に工事等情報を公表すべく作業を進めていく方針だ。

　総合経済対策の裏付けとなる２５年度補正予算案は８日に上程。現年補正の追加総額は事業費ベースで２８４８億９００万円に上り、前年度補正予算額を２６５億２３００万円上回った。
　直轄は９５０億４３００万円で、４９億２２００万円の増に。道路環境整備を含む道路が最多の３５３億５２００万円、農業農村整備が２７１億５５００万円、都市水環境整備を含む治水が１９８億８４００万円などとなった。
　補助は１８９７億６６００万円で、２１６億１００万円増加。農業農村整備に５４２億３７００万円、防災・安全交付金に２４３億８３００万円、治水に２１５億２９００万円、道路環境整備を含む道路に１１４億２８００万円などを積み上げた。
　補正予算で設定したゼロ国債については、直轄が２５６億９０００万円、補助が５９億７００万円となっている。
　現在、臨時国会で審議されている補正予算案は衆院を通過し、１２日から参院での審議に移っており、きょう１６日に成立する運び。開発局では１６日に予算成立した場合、翌１７日付で発注予定情報を公表するもようだ。例年の傾向を踏まえると、入札公告も同時期から開始される見通し。
　道森林管理局は、予算示達を条件とし、既に治山・林道事業等の発注予定情報を更新。道発注３部においても、可能な限り速やかに調達ポータルサイト等で公表する。
　建設部のうち建管関係については、１９日付で４定補正に盛り込んだゼロ道債等に係る案件が公表となる見込み。