第１回入札監視委―２段階選抜方式の選定結果 落札決定後に公表

　開発局は１３日、本年度第１回入札監視委員会の審議概要を明らかにした。２段階選抜方式について「第１段階の選定結果を、その時点で公表するのか」との質問に対し、「入札結果の公表は落札決定後に行うこととなっており、入札・開札作業の途中で経過を公表していない」と回答した。 　談合情報対応マニュアルの改訂にかかわっては、入札監視委員会からの意見聴取で、「入札手続きの継続に疑義がある」との意見となった場合、公正入札調査委員会で入札の取り止めを検討することになるとの考えを示した。 　施工体制のヒアリングの辞退に伴う無効が多い案件について、委員が「ヒアリングを辞退するのは、どういう姿勢で入札していると考えているか」と質問。局側は、調査基準価格を下回った場合、「ヒアリングを受けても落札することが非常に難しいため、辞退するという行動に至ったのでは」との推測を示した。 　また、談合の疑義が払拭できないとして取り止めた案件については、「公示用設計書を入手しないで入札した者がいた案件。当該者が入手先とした協力会社にヒアリングしたが、資料の入手先を明らかにしなかったため、入札を取り止めた」と経緯を説明した。