制度、査定等の流れ整理／道農政部 音声付き関係各所に配布／農地・農業用施設災復研修資料作成

　道農政部は、農地・農業用施設における災害復旧事業研修資料（基礎編）を作成した。災害復旧事業の制度や査定準備・査定、予算事務に至るまでの一連の流れを整理したもの。音声解説付の資料を電子媒体にまとめ、振興局や関係機関などに計２７８枚配布した。各種会議・研修等での活用を促し、災害復旧事務のさらなる効率化などにつなげていく。
　近年、本道では、２０１６年夏の連続台風に伴う豪雨や、１８年９月の北海道胆振東部地震など大規模災害が相次いで発生。農地・農業用施設にも甚大な被害が生じたことから、道農政部は速やかに災害復旧事業を実施した。
　関係機関との一丸となった対応により、被災地域の早期復旧を実現したが「知識や経験不足による反省点も見受けられた」と分析。対応力のさらなる向上を図るため、道、市町村、土地改良区、農協などの職員向けの資料を作成した。
　具体的には、災害復旧事業の制度や査定準備・査定、予算事務に至るまでの一連の流れを整理。音声解説付の資料を電子媒体にまとめ、振興局、出張所、市町村、土地改良区、土地連に計２７８枚配布した。
　担当者は「各種会議・研修など様々な機会で活用されることにより、災害復旧事務の効率化、災害復旧工事の迅速化につながれば」と期待を寄せている。