釧路に広域公園整備／協議会設置など手法検討へ／道議会予算特別委員会（２５日）

　北谷啓幸建設部長は、釧路管内での新たな道立広域公園の整備に向けた検討を加速させる考えを示した。２０２０年度に実施した調査結果をもとに「協議会などの場を速やかに設け、課題や効率的・効果的な整備手法を検討していきたい」と説明。整備に当たっては、民間資金の活用なども視野に入れている。田中英樹委員（公明党）の質問に対する答弁。
　現在、道内には１１ヵ所の道立広域公園があるが、道建設部は１８年度に策定した「北海道みどりの基本方針」で、設置個所を１９ヵ所に増やす目標値を設定している。
　釧路地方総合開発促進期成会では、長年にわたって白糠町泊別地区への整備を要望。こうした要望に応えるため、道建設部は２０年度に、要望個所周辺の現況などを把握するための調査を実施した。
　北谷部長は、今後、調査結果をもとに釧路管内の市町村や関係機関と意見交換を行うため、協議会などの場を速やかに設けると説明。「整備に向けての課題や効率的・効果的な整備手法について、検討を加速化させていく」との意向を示した。
　協議会では、他の施設との機能分担、管理・運営を含めた地元市町村との役割分担のほか、民間の資金・ノウハウの活用も視野に検討を進める見通し。