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吊荷作業の負担軽減/国総研 開発局等直轄工事で/定置式水平ジブクレーン 本年度試行

2021/06/30付 DOTSU-NET NEWS
 国土技術政策総合研究所(以下、国総研)は、定置式水平ジブクレーンの試行を開始する。施工現場の負担となっている「大量の重い・長い物を運ぶ」作業の省力化・負担軽減が目的。本年度、開発局、九州地整を中心とした直轄工事で試行する。
 定置式水平ジブクレーンとは、定位置で、建設現場に常時設置して使用する水平ジブを有するもの。専任のオペレーターが不要で、欧州諸国では標準の施工方法となっている。吊荷を近傍で目視しながら、吊り上げ、吊り下げ、横移動を無線操作機で確実にできるため、安全性向上にもつながることが見込まれている。
 国総研では、施工現場の負担となっている「大量の重い・長い物を運ぶ」作業の省力化・負担軽減を図り、建設現場の生産性向上につなげようと、定置式水平ジブクレーンを試行することとした。試行に当たっては、定置式水平ジブクレーン2基を導入。規格は、それぞれ回転最大半径36メートル・先端最大吊荷重1200キログラム、回転最大半径40メートル・先端最大吊荷重1000キログラムとなっている。開発局と九州地整を中心とした直轄工事で試行する。試行に向けては、定置式水平ジブクレーンの操作に関する研修なども実施する方向で作業を進めている。
 鉄筋、型枠、足場・支保、コンクリート打設を主とするコンクリート構造物を対象に活用。生産性向上チャレンジ工事等を活用したインセンティブの付与なども視野に入れている。
 技能労働者の視点から活用ガイドライン等も作成。適用現場、適用工種の選択、適用クレーンの機種選定、現場内運搬のノウハウ、安全性の確保などを盛り込むこととしている。

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2021-06-25付 DOTSU-NET NEWS

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2021-06-24付 DOTSU-NET NEWS

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