工事２５件、業務４倍１５件に／遠隔臨場は７倍超３０件試行／２１年度港湾等部門ＣＩＭ活用 － 開発局

　開発局の港湾・漁港・空港部門は、２０２１年度から所管工事・業務における生産性向上、働き方改革に関する取組をさらに加速させている。２１年度のＣＩＭ活用業務は、前年度と比較して４倍となる１５件程度で試行。２１年度から取組を開始したＣＩＭ活用工事は、２５件程度で実施する。遠隔臨場は、前年度と比較して７倍超の３０件程度で試行する。

　開発局の港湾・漁港・空港部門における２１年度発注工事は１２０件程度、業務は２４０件程度を予定している。従来から建設業の生産性向上や働き方改革に向けた各種試行工事・業務を実施しているが、２１年度から取組をさらに加速する。
　２１年度のＣＩＭ活用業務については、前年度と比較して４倍となる１５件程度で試行。ＣＩＭ活用工事は、取組開始初年度にもかかわらず、２５件程度と多くの件数を見込んでいる。
　書面審査による点数差が見込めない工事については、受発注者双方の負担軽減を図る観点から、施工能力評価Ⅱ型で発注。このため、施工能力評価Ⅱ型は、前年度と比較して３割程度の増となる５０件程度の発注を予定している。遠隔臨場については、前年度の４件から７倍超となる３０件程度で試行する。