土木Ａは８建管８割超／舗装Ａ ８建管が９割以上／２０年度建管別工種別・等級別実績

　道建設部は、建管発注工事の２０２０年度工種別・等級別発注実績をまとめた。一般土木をみると、Ａ１とＡ２を合わせたＡ等級の割合は、９１.８％の函館をはじめ、８建管が８割超に。Ａ１の割合は旭川が５３.６％、Ａ２の割合は室蘭が６８.１％で、それぞれ最大となっている。Ｂ等級の割合は、留萌が最大で２７.７％だった。舗装Ａ等級は、札幌、小樽、留萌が１００％で、室蘭、旭川、網走、帯広、釧路を加えた８建管が９割超を記録している。
　設計変更後の最終契約額で集計。債務負担など工期が複数年度にわたる工事は２０年度支払額、ＪＶでの受注は出資比率で按分した構成員ごとの金額を計上している。
　一般土木は、Ａ１とＡ２を合わせたＡ等級の割合が全道平均で８５.９％。前年度と比べ０.８ポイント拡大した。全道平均を上回ったのは４建管。函館が９１.８％、旭川が９１.７％、小樽が８９.８％、室蘭が８８.６％となった。
　Ａ１の全道平均は、０.５ポイント縮小して３２.１％に。旭川が最大の５３.６％で、札幌４７.７％、網走４３.９％、小樽３４.８％と４建管が平均を上回っている。
　Ａ２の全道平均は５３.８％で、１.３ポイント拡大。室蘭が最大の６８.１％で、釧路が６４.４％、函館が６１.７％、稚内が５６.４％、帯広が５６.３％、小樽が５５％と６建管が平均を超えた。
　Ｂ等級の全道平均は、０.４ポイント縮小して１２.８％。最大は留萌の２７.７％で、帯広が１９.９％、網走が１７.１％、釧路が１５％、稚内が１４.２％、札幌が１３.２％などと続いた。
　舗装をみると、Ａ等級の割合が１００％となったのは、札幌、小樽、留萌の３建管。室蘭、旭川、網走、帯広、釧路を加えた８建管が９割超となった。